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『怪物』を考察|本当の怪物は誰だったのか?

『怪物』を考察|本当の怪物は誰だったのか?

『怪物』を観終わったあと、
多分いちばん多い感想って、

「で、結局どういうこと?」
だと思います。

スッキリした答えをくれる映画じゃないし、
はっきり
「犯人はこの人です!」
とも言ってくれません。

でも個人的には、
そこがこの映画の一番のポイントだと思いました。

目次

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考察系の映画って、
一回目は感情で観て、
二回目で意味を考えると、印象がガラッと変わります。

『怪物』もまさにそれ。

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タイトルの「怪物」って、誰のこと?

まず一番気になるのがここですよね。

最初に観たときは、

  • この人が怪物なのかな?
  • いや、こっちの方が怪物では?

って、
自然と誰かを当てはめたくなります。

でも映画が進むにつれて、
その考えがどんどん揺らいでいく。

たぶんこの映画、
「怪物はこの人です」って答えを出す気がないんですよね。

大人の視点で見える「怪物」

大人側の視点で観ると、

  • 子どもの言動が分からない
  • 説明されないことが不安
  • 変な沈黙が怖い

だからこそ、
「何かおかしい」
「隠しているに違いない」
って思ってしまう。

でもこれって、
**悪意というより“不安”**なんですよね。

分からないものを、
つい怖く見てしまう。

その瞬間に、
誰かが「怪物」に見えてしまう。

もし、
「そもそも最初の違和感って何だったんだっけ?」
と感じたら、伏線を整理してから読むと
考察がかなりスッと入ります。

▶ 怪物の伏線をまとめた記事はこちら

子ども側から見える世界はまったく違う

一方で、
子どもたちの視点に切り替わると、
世界の見え方が一気に変わります。

さっきまで
「おかしい」と思っていた行動が、
ちゃんと理由のあるものだったり。

言葉にできない気持ちや、
大人には説明できない感覚。

それを
「分からないから排除する」
のが、大人の世界なのかもしれません。

ここが、この映画の
一番しんどくて、でも大事なところ。

この考察を踏まえて改めて観ると、
ラストシーンの印象が
ガラッと変わる人も多いです。

あの静かな終わり方が気になった方は、
ラストだけに絞って解説している記事もあります。

▶ 怪物のラストシーン解説はこちら

この映画に“正解の考察”はない

『怪物』の考察でよく見かけるのが、

  • この人が一番悪い
  • いや、社会が悪い
  • 結局みんな被害者

いろんな意見があります。

でも正直、
どれも間違いじゃないと思います。

なぜならこの映画、
観る人の立場によって
見える怪物が変わるように作られているから。

あなたが
「ここが一番つらかった」
と感じた部分こそが、
その人にとっての答えなんだと思います。

考察して分かる、この映画の怖さ

ホラーでもないし、
大きな事件が起きるわけでもない。

でも『怪物』が怖いのは、

  • 思い込み
  • 勝手な正義
  • 分かったつもりになること

こういう、
日常にあるもの
一番の恐怖として描かれているから。

だから観終わったあと、
誰かのせいにしきれなくて、
モヤっとする。

それでいい映画なんだと思います。

【まとめ】怪物は、誰の中にもいるのかもしれない

『怪物』の考察でたどり着くのは、
たぶんシンプルで、

  • 自分はちゃんと見ているつもりだったか
  • 決めつけていなかったか
  • 分からないものを、怖がっていなかったか

そんな問いです。

だからこの映画、
観るたびに考察が変わります。

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